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スペクトル純度が高いレーザー光を利用して、分子の高感度高分解能分光、軌道角運動量を持つ光、原子イオンのレーザー冷却と捕獲および量子計算機への応用、について研究しています。光を使って物質の性質を調べるのが分光学です。レーザーを光源として使うと、スペクトル分解能、検出感度は飛躍的に向上し、非線形光学現象が利用できます。
私はこのレーザー分光学を中心に現在2つのテーマを研究しています。
1.分子の高感度高分解能分光
非線形光学デバイスによる差周波発生と光共振器を用いて、サブドップラー分解能、広い同調範囲、高感度の波長3.4ミクロン帯分光計を開発しています。最近、光周波数コムを導入して、11桁の高精度で分子の遷移周波数を決定できるようになりました。これにより、メタンなどの炭化水素分子の高分解能分光、高感 度検出を行い、分子科学、環境計測に貢献します。
2.軌道角運動量をもつ光
円偏光した光が角運動量(右ネジや左ネジのような性質)を持つことは古くから知られていました。1992年に直線偏光でも角運動量をもつ光があることが指摘され、我々も、このような光の発生、冷却原子の光トラップ、量子暗号通信への応用、反射や透過を研究しています。
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レーザー分光、高分解能、高感度、光の軌道角運動量、量子暗号通信 |
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実験(物理)のおもしろさは自分でやってみてはじめてわかります。
指示待ちではなく積極的に装置(テーマ)をいじってみよう。 |
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詳細につきましては、慶応義塾大学ホームページ内の
「慶応義塾研究者情報データベース」をご利用ください。 |
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