CAREER進路・就職情報

卒業後の進路 

卒業生のうち9割は大学院修士課程に進学し、いっそう専門的な教育を受け、本格的な研究を行います。さらに、修士課程修了者の約4分の1は後期博士課程まで進学し、国際的な研究の最前線で活躍しています。20歳代の若者たちが、世界の研究者に肩を並べて最先端の研究成果を上げられるのも物理学ならではのことでしょう。就職状況も大変良く、本学物理学科卒業生に対する社会の期待の大きさが窺えます。諸君もまた、私たちの学窓から社会へ大きく羽ばたいていくことを願っています。

*物理学科パンフレットより転載

就職先企業名

本田技研工業/NTTデータ/みずほフィナンシャルグループ/NECエンジニアリング/キヤノン/カシオ計算機/NTTデータシステム技術/半導体エネルギー研究所/トヨタ自動車/村田製作所/アイエヌジー生命保険/ソニー 他

OB/OGからのメッセージ

関口 恵(富士フイルム)

現在、商品の品質評価に使う計測技術の研究・開発に携わっています。物理学科では、物理の基礎を体系的に学び、全体感をつかんだ上で、専門的な研究をすることができました。この一連の経験「全体感つかみ、個別課題取り組み」が仕事を遂行する時の自分なりの型・スタンスを形成したと感じています。型が自分を支えてくれており、余裕の笑み(写真)につながっています(?)。実際は、まだまだ未熟者、日々勉強です!

奥村久士(自然科学研究機構生命創成探究センター 准教授)

アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は体内で特定のタンパク質が凝集することで発症します。 現在、私は自然科学研究機構生命創成探究センターでこのようなタンパク質凝集体の形成機構の解明に解析力学、統計力学、量子力学などの物理学的手法を使って取り組んでいます。今の私があるのも慶應の物理学科で多くの良い先生方から物理学をしっかり学べたおかげです。慶應の物理学科には世界をリードしている先生方が多数いらっしゃいます。みなさんも慶應の物理学科で世界をリードする研究に触れてください。