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光周波数コムという新しい種類のレーザーを使った精密測定を研究しています。
光周波数コムというのは、たくさんの波長成分を含んでいて、その波長成分が等間隔に並んでいるレーザーです。このレーザーを使えば、非常に高い測定精度(11桁以上)で光の周波数を測定することができます。このような精密測定により、量子計算機・原子時計・大気中の温室効果ガスのリモートセンシング・太陽系外惑星の探索などに応用できます。
私の研究では、光周波数コムを改良してより精密に測定できるようにしています。また、原子や分子と光の間の共鳴周波数を測定しますが、原子や分子が極めて摂動の少ない環境下にないと、その摂動によって共鳴周波数が変動してしまい、精密に測定することができなくなります。そのため、摂動の少ない環境を作る研究をしています。そのような環境として、イオントラップ中でレーザー冷却したバリウムイオンを使います。イオントラップというのは、イオンなどの荷電粒子を空間中に閉じ込める方法です。トラップされたイオンにある特定の波長のレーザー光を照射すると、イオンを冷却できます。このような環境ではイオンは摂動をほとんど受けないため、精密に共鳴周波数を測定できます。また、このような冷却されたイオンは量子計算機の基本素子として利用することもできます。 |
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光周波数コム、高分解能分光、イオントラップ |
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早寝早起き、腹八分目で規則正しい生活を心がけましょう。あと、禁煙しましょう。 |
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詳細につきましては、慶應義塾大学ホームページ内の
「慶応義塾研究者情報データベース」をご利用ください。 |
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