FACULTY教職員紹介
たくさんの粒子の集まりからなる大自由度系は、個々の粒子の特性からは想像もつかないような多彩な現象を示します。そのような現象を統計物理学の手法によってなるべく一般的に理解することを目指しています。
特に、熱平衡状態から外れた非平衡状態にどれだけ普遍的な法則が備わっているのかを解明すること、また、非平衡系のダイナミクスを記述する方法論を開発することを目指しています。
統計物理学は大自由度系を扱う「方法の学問」の性格が濃く、研究対象を強く限定するものではありません。標準的な物性物理学の問題のみならず、例えば巨大な自由度を持つニューラルネットワークが関わる機械学習の問題など、標準的な物理学の対象でない問題にも適用されます。当研究室では、関心を広く持ち、大自由度系が示す面白い現象であれば何でも取り組んでいきたいと考えています。
研究キーワード
統計物理学、非平衡系、量子ダイナミクス
学生へのメッセージ
自由な精神で、面白い物理現象を理論的に解明すべく探求していきましょう。
詳細につきましては、慶応義塾大学ホームページ内の「慶応義塾研究者情報データベース」をご利用ください。
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