FACULTY教職員紹介

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名前 大橋 洋士(オオハシ ヨウジ)
居室 22 棟 204B 号室
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専門分野 理論物理学
研究室 理論研究室

当研究室は理論研究室の1グループとして、粒子間の相互作用が重要な役割を果たす量子凝縮系の物性解明、新現象の探索を目指した研究を実施しています。

(1)超伝導・超流動理論                         

超伝導現象は量子効果が巨視的スケールで実現する現象として興味深いだけでなく、電気抵抗0で電流を流せるという画期的性質を持つため、産業界、環境問題にとっても重要な研究対象です。  当研究室では21世紀のテクノロジーとして期待される高温超伝導の物性、発現機構の解明を目指しています。                         

(2)フェルミ原子ガス超流動とボーズアインシュタイン凝縮                         

2002年に当研究室とトロント大との共同研究で理論的に予言されたフェルミ原子気体の超流動化とBCS-BECクロスオーバー現象が2004年、JILA、MITのグループによりカリウム、 リチウム原子ガスを用いて実現されました。これにより、超伝導に代表されるフェルミ粒子系超流動とヘリウム4などのボーズ粒子系超流動を統一的に研究することが可能となりました。  この成果は物性、原子核、素粒子分野へと大きな広がりをみせています。当研究室は、この問題について様々なグループと連携しながら精力的に研究を進めています。                         

(3) 強相関電子系の物性理論                         

相互作用の強い電子系には一体描像では記述できない様々な現象が潜んでいると考えられています。当研究室では近藤効果、量子拡散や重い電子系で実現する磁性現象についての研究を行っています。                      

研究キーワード

凝縮系物理学理論、特に超伝導、超流動、ボース・アインシュタイン凝縮、強相関物性

学生へのメッセージ

物理学という学問を武器に、自然の不思議を解き明かしてみようという、積極的で元気な学生さんを歓迎します。

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