FACULTY教職員紹介
物質が低温で示すいろいろな量子現象の研究を、ヘリウムや水素、ヘリウム表面上2次元電子系などを題材にして行っています。私はこれまでに東京大学物性研究所やバイロイト大学(ドイツ)で超低温物理学の研究に携わり、そこで学び培った様々なアイデアをもとに慶応大学では新しい研究を進めています。研究テーマ・研究室の詳細については、研究室紹介ページや研究室ウェブサイトをご覧ください。
研究キーワード
低温物理学、量子流体・量子固体、超流動、ヘリウム、低次元電子系
学生へのメッセージ
＜受験生・理工学部1年生へのメッセージ＞
物理学とは、人間の「知的好奇心」が、「実験」と「数学」(物理学を記述する「言語」)により結実した、人類共通の財産であると思います。相対性理論や量子力学が完成した20世紀はまさしく物理学の時代でした。しかし物理学はもう終わった、これからは生命科学の時代だという人がいます。これは全くの間違いです。全ての科学は物理学をその基礎に置いており、その重要性が減ることはありません。
物理学を習得するためには、暗記重視の受験勉強とは全く違う、自ら考える勉強が必要になります。これは容易なことではなく、多くの人が物理学を難解で取っつきにくいと思うのはそのためです。しかしいったん自ら考える力を身につければ、あとはあなたの直観と洞察力次第で、未知の世界を切り開き、歴史に名を残すことも夢ではありません。これまで物理を好きになれなかったあなたも、奥深い真の物理学にふれて感動を味わってみませんか。好奇心豊かな皆さんをお待ちしています。
詳細につきましては、慶応義塾大学ホームページ内の「慶応義塾研究者情報データベース」をご利用ください。
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